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By THINK Education 7th January 2016

Japanese ACNT student Kanae Kono: ナチ ュロパシー(ヘルスサイエンス)で学ぶ科目について

現在のナチュロパシーの主軸は栄養学と西洋ハーバルメディシンです。解剖生理学と生化学、病態生理学と臨床診断学を基に、栄養学と西洋ハーブの基礎と治療学を学びます。さらに、ホメオパシーやフラワーエッセンスなどのエナジェティックメディシンが加わります。それらすべての知識を習得した上で、250時間のクリニック研修を行います。

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すべての基礎になるのが、解剖生理学と病態生理学です。人の体がどのように作られていて、どのように働き、また、病気がどのように発生するかを把握するところから始まります。

細胞から始まり、各器官(消化器系、外皮系、呼吸器系、泌尿器系、内分泌系、循環器系、感覚器系、神経系、運動器系、生殖器系)の解剖生理学、また、病態生理学を三年目の一学期までかけてじっくり学びます。

また、生化学で化学の基礎とマクロ栄養素の代謝とエネルギーの生成、栄養生化学で各栄養素の代謝や、ホルモン・酵素などの生成を細胞レベルで学びます。

それと並行して、栄養学では栄養素について、西洋ハーバルメディシンではマテリアメディカで約150種類のハーブについて学び始め、それを基礎として、器官別病態生理に分けた栄養治療学とハーバルメディシン治療学を学びます。

また、生化学的に働く栄養学とハーブに続き、エネルギー的に働くホメオパシーとフラワーエッセンスも学びます。

こうして、ブロックを組み立てるように、知識を組み立てていきます。

* 解剖生理学・生化学 → 病態生理学

* 栄養学の基礎 → 器官別病態生理における栄養治療学

* ハーブの基礎 → 器官別病態生理におけるハーブ治療学

* ホメオパシー * フラワーエッセンス

上記すべての科目を始めの3年間で履修した上で、4年目に器官別病態生理における統合補完医療(栄養・ハーブ・ホメオパシー・フラワーエッセンス)治療学で終了します。

ひとつでもおろそかにすると、ブロックが抜けて、積み重ねた知識がぐらつくことになるので、基礎の科目を学ぶ始めの3年間はとても重要です。

一番重要な基礎となるのは、病態生理学。病態生理学は卒業まで、あらゆる科目を通して何度も何度も繰り返されます。この知識が、コンサルテーションで原因をさぐるための、また、栄養素やサプリを選ぶための重要な基礎になります。

実際の例をあげるとわかりやすいので、消化器系の一例をあげます。例えば、クライアントが、IBS(腸過敏性症候群)の診断を受けている、もしくはその可能性がある場合に、コンサルテーションに際して把握しておくべき知識は以下の通りです。

1. 腸の細胞と機能

2. IBSの病理、症状、原因、鑑別診断(可能性のある他の病気)

3. 西洋医学での診断法、ナチュロパシーでの診断法

4. 食事による治療

5. サプリメントによる治療と禁忌

6. ハーブによる治療と禁忌

7. ホメオパシーによる治療

8. フラワーエッセンスによる治療

同じIBSでも、下痢を伴うものか、便秘を伴うものか、両方を伴うものかで、使う栄養素とハーブも異なります。また、影響する心理状態からも、栄養素やハーブだけでなく、どのホメオパシーやフラワーエッセンスを使うかも変わることになります。

クリニック研修が始まるまでに上記のすべてを学びます。

コンサルテーションでは、主訴だけではなく、他のすべての器官系や生活状況・ストレスなども調べ、クライアントのすべてを一体とみなして(ホリスティックに)診るため、すべての器官をさらって原因を探るうちに、主訴以外の他の不調も見えてくるケースがほとんどです。

例えば、上記のIBSなどの例でも、コンサルテーションが進むにつれ、心理的ストレスや、過度の疲労感、不眠などが併発していることが明らかになった場合、ストレス、疲労感、不眠に関する上記の1から8も同時に考慮することになります。

各症状の病理の関連性(上記の1〜3)を考慮しながら、潜在的な真の原因をさぐりだし、目的のプライオリティをつけて、4から8のどのモダリティを使うか判断していきます。もつれた糸をほぐすきっかけをどこに置くか、そのためにどのモダリティを、どのタイミングで使うか、クライアントの体質・健康状態・生活状況などを鑑みながら決定します。

また、クライアントが薬を飲んでいる場合に、サプリやハーブに相互作用や禁忌がないか調べるのもナチュロパスの仕事です。


深刻な病気のケースが疑われる場合や、GP(ドクター)の診断が必要な場合は、紹介状(refarral)を書くこともあります。ナチュロパスが、患者を「診断(diagnose)」することは禁じられていますが、状況を「判断(assess)」できるようにならないといけません。病理検査を依頼することもありますし、もちろん、その結果も読めないといけません。

4年間が終わるときに、これだけのことをスーパーバイザーの協力なしに一人でまわせるようになれるよう訓練され、また、それができるようになるためにも、最初の3年の基礎の勉強はとても重要です。

クリニックの研修は合計250時間あり、始めの150時間はスーパーバイザーの協力のもと、コンサルテーション、各種モダリティ、ケーステーキング自体に慣れるための期間。最後の100時間は、卒業後に一人立ちができるように、自分一人で規定の時間内(コンサルからフィードバックまで90分)ですべてを回すよう訓練されます。

クリニック研修が始まる前には、Clinical studeisという科目が設定されていて、合計100時間の上級生のコンサルテーションのオブサベーションや、コンサルテーションのクラス内での練習が事前に行われ、十分に訓練されるので、心配しなくても大丈夫です。

また、上述の主要な科目やクリニック研修の他に、カウンセリング、リサーチ、植物学・生薬学、イリドロジーなどの科目で脇を固めていきます。

過去、ナチュロパシーのカリキュラムでは、マッサージやホメオパシーに時間が割かれていましたが、現在はマッサージもなく、ホメオパシーも一部の科目は選択科目になっています。

時代の流れとともに、栄養素や酵素の働き、病気の原因や治療法が科学的にどんどん解明されています。栄養学でできる範囲が広がっていることや、栄養学やハーブの科学的裏付けが進むにつれ、西洋医学との併用や、西洋医学や統合医療を行うGP(ドクター)との連携も増えていることもあり、現在は、マッサージやホメオパシーの時間が削られ、科学的根拠をもとにした栄養学に比重が置かれるようになってきています。

 

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